事業別の業績
デジタルコンテンツ事業
多彩なプラットフォームに向け、オリジナルIPや他社有力IPを活用したゲームを企画・開発・制作・販売
- 当事業のコンシューマ部門においては、新作オリジナルタイトルとして2024年11月1日に『FARMAGIA(ファーマギア)』を発売いたしましたが、当初販売計画を大きく下回る結果となり、また、基幹タイトルの発売が本作のみであったことから、売上は昨年比で大幅に減少いたしました。一方、前期末に実施した会計上の見積りの変更により研究開発費が増加しましたが、売上原価が大きく減少したことで、利益は大幅に改善いたしました。
- オンライン部門においては、2024年4月19日に配信を開始した新作スマートフォン向けゲームアプリ『ビックリマン・ワンダーコレクション』が順調に立ち上がり、収益寄与いたしました。また、既存タイトルにおいては、経年により売上が減少したものの、コラボイベント等の各タイトルの施策が堅調に推移し、計画を上回る推移となり、業績貢献いたしました。
- この結果、当事業の売上高は12,898百万円(前連結会計年度比16.4%減)、セグメント利益は937百万円(前連結会計年度比97.6%増)となりました。

©2024 Marvelous Inc.

©LOTTE/ビックリマンプロジェクト
©Marvelous Inc.

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©HONEY PARADE GAMES Inc.
アミューズメント事業
強力なIPとのアライアンスとオリジナルゲーム機の企画・開発・販売・運営
- 当事業においては、ポケモンキッズアミューズメントマシンの最新作『ポケモンフレンダ』を2024年7月11日より稼動開始し、同年9月、11月、2025年2月に新弾となる「2~4弾」をそれぞれ展開いたしました。歴代ポケモンアミューズメントマシン最速となる約1ヶ月で「フレンダピック」(配出物)の配出枚数が1,000万枚を突破するなど、順調な立ち上がりとなりました。海外『ポケモンガオーレ』についても好調に推移し、筐体入れ替え前の稼動最終年ながら、前期を上回る業績となりました。また、新コンセプトのクレーンゲーム機『TRYCATCH(トライキャッチ)』を、2024年11月より全国のアミューズメント施設にて順次稼動を開始いたしました。
- 海外売上の拡大や『TRYCATCH』の発売により増収となったものの、国内キッズアミューズメントマシンの新機種入れ替えに伴う費用先行や海外新規ビジネスの一部不振等により減益となりました。
- この結果、当事業の売上高は10,446百万円(前連結会計年度比15.8%増)、セグメント利益は2,685百万円(前連結会計年度比13.6%減)となりました。


©2024 Pokémon. ©1995-2024 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.
Developed by T-ARTS and MARV
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©2025 Pokémon. ©1995-2024 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.
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音楽映像事業
音楽・映像等多様なコンテンツの企画・プロデュース・制作・販売、及び、舞台・ミュージカルの企画・制作・興行
- 当事業においては、TVアニメ『刀剣乱舞廻-虚伝燃ゆる本能寺-』を2024年4月から、TVアニメ『女神のカフェテラス』の第2期を同年7月から、プリキュアシリーズのオリジナルTVアニメ『魔法つかいプリキュア!!~MIRAIDAYS~』、TVアニメ『悪役令嬢転生おじさん』及びTVアニメ『FARMAGIA(ファーマギア)』を2025年1月から放送したほか、TVアニメ『わんだふるぷりきゅあ!』をはじめとした「プリキュア」シリーズ関連タイトルや、TVアニメ『望まぬ不死の冒険者』等のパッケージ商品化を行いました。また、劇場版プリキュアの最新作『わんだふるぷりきゅあ!ざ・むーびー!』が2024年9月13日に公開となり、好調な成績を収めました。
- また、「ミュージカル『テニスの王子様』」や「舞台『刀剣乱舞』」、『ワールドトリガーtheStage』、「『Dancing☆Starプリキュア』TheStage」等のシリーズ作品の新作公演や、「舞台『弱虫ペダル』」の最終公演、「ミュージカル『憂国のモリアーティ』」のコンサート公演等を実施し好評を博したほか、今期の新規作品として『演劇【推しの子】2.5次元舞台編』、「舞台『魔道祖師』」等の公演を実施いたしました。
- しかしながら、事業全体としては、舞台公演関連のパッケージ販売売上や配信収入が大きく減少し、また、一部アニメ作品の映像コンテンツ資産について将来の回収可能性を厳しく評価した結果、一括償却を行い評価損として原価計上いたしました。さらに、新規IPの育成にかかる投資損失がかさんだことにより、セグメント損失を計上いたしました。
- この結果、当事業の売上高は4,618百万円(前連結会計年度比8.3%減)、セグメント損失は49百万円(前連結会計年度はセグメント利益531百万円)となりました。

©上山道郎・少年画報社/悪役令嬢転生おじさん製作委員会・MBS

©2024 わんだふるぷりきゅあ!ざ・むーびー!製作委員会

©葦原大介/集英社
©『ワールドトリガー the Stage』製作委員会

©赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・演劇【推しの子】製作委員会